- 言語学習が続かない
- 言語学習のモチベーションをどう保てばいいかわからない
- 他の学習者のモチベーションを保つ方法を知りたい
言語学習中の方にとって必ず訪れる悩みではないでしょうか。
事実、言語学習アプリでおなじみのDuolingoの調査によると、2022年に学習者の7割近くが3ヶ月以内に語学学習に挫折、1年間継続できた人は15.4%にとどまった結果を公表しています。
【Duolingo JAPAN Report】2023年、語学学習に取り組む理由は「海外旅行を楽しみたいから」今年こそはじめたい英語学習/「2023年の語学学習意欲に関する調査」を男女578人に実施。
調査結果は、学習継続の難しさを浮き彫りにしています。
私自身も、2019年から二か国語(英語・スペイン語)を学習していますが、何度もその壁にぶち当たってきました。
しかし、何とか学習を続けてキャリアを変えるまでに至ったのは少しのコツがあったからです。
そんな筆者が、今回は言語学習のモチベーションを保つコツ、そのアウトプット方法について解説いたします。
- 言語学習のモチベーションを保つコツ
- 言語学習のモチベーションを保つアウトプット方法
この記事を書いた人
- オンライン英会話を累計3年間継続中(2019年2月〜)
- DMM英会話マスターランク(累計英会話レッスン1000回以上)
- 海外の貿易会社で外国人と勤務(2023年3月〜)
言語学習のモチベーションを保つコツ5選
- 自分のなりたい姿を思い描く
- 目標を明確にする(数値化)
- 結果を出そうと焦らない
- 自分の勉強方法を見つける
- アウトプットの機会を増やす
自分のなりたい姿を思い描く
自分のなりたい姿を思い描くことで、モチベーションを失わずに学習可能です。
「なりたい姿なんてわからないよ、、」って方、ご安心ください。シンプルに考えましょう。
たとえば、以下の通り。
- 旅行でスムーズにコミュニケーションを取りたい
- 映画やドラマを字幕なしで見れるようになりたい
- TOEICで800点以上を取りたい
- 外国人の友だちを増やしたい
- 外資系企業に転職して、外国人と対等にコミュニケーションを取りたい
実にさまざまな「なりたい姿」があります。この程度で十分です。
あなたが挫折しそうになったときに、この「なりたい姿」のイメージが学習意欲を引き戻してくれます。
私自身、「海外で働く姿」と「別会社で前のめりに働く姿」をイメージしつづけました。結果的に今こうして「なりたい姿」を実現できているので、本当に効果がありました。
目標を明確にする(数値化)
目標を数値化して明確にすることで、モチベーションの維持が可能です。
短期、中期、長期の3段階を設定することで、日々どれだけ目標に近づいているかを都度確認することができます。
3段階のスパンの定義は個々人で変わります。必要に応じて、期間を長く設けたり、超長期など別のスパンを付け加えましょう。
目標設定で大事なことは、以下2点です。
- 必ず数値で表す
理由)具体的な数値で表さないと客観的に振り返りするのが難しいから - 頑張れば手が届きそうなレベルで設定する
理由)簡単すぎると、すぐに達成して成長を実感できないから
難しすぎると、挫折して逆にモチベーション低下につながるから
これらを踏まえて一例を下記に示します。ご参考ください。
- 短期(3ヶ月未満):週1回は1人以上の外国人と交流する
- 中期(3ヶ月〜6ヶ月):外国人の友だちを3人作る
- 長期(6ヶ月〜1年):TOEICで100点以上のスコアを上げる
目標は忘れないためにも、必ず生活で見える位置に書いておきましょう。
おすすめは目標を書いたメモをスクショして、ロック画面に表示させることです。他にもトイレに貼るなどありますね。
結果を出そうと焦らない
言語学習はとにかく時間がかかります。結果を出そうと焦るのは禁物です。
巷には「たった2週間で英語が話せる方法」みたいな本やYoutube動画が蔓延っていますが、信じてはいけません。
タイトルだけで巧妙に仕掛けたようとするトラップです。
成し遂げたい目標や結果が出るまでの期間もバラバラなので、「自分は自分、他人は他人」のマインドで、とにかく焦らず地道に勉強していきましょう。
おすすめは、外国語ニュースやポッドキャストなど学習言語に触れる機会を1日10分は設けることです。
どんなに忙しい人でも、1日10分の時間捻出は可能なはず。
それだけでも1ヶ月で5時間の学習時間を捻出できますよ。
1日10分の時間捻出は難しい方は、そもそも言語学習が向いていないかもしれません。
自分の勉強方法を見つける
勉強方法は十人十色です。
自分に合わない勉強方法はダメ、モチベーションを失う要因になります。
「自分に合った勉強方法なんてわからないよ、、」って方。
まずは、SNSやYoutubeなどの言語学習系インフルエンサーが発信する勉強方法を真似してみましょう。
勉強方法は無限にあるので、まずは真似してみてオリジナルの学習方法を模索するのが1番です。
試してみる→合わなければ辞める→他の学習方法を探す、これの繰り返しですね。
私の場合は、英語はオンライン英会話、スペイン語はアプリ(Duolingo)で勉強しました。もちろん、この方法が合わない人がいるでしょう。
アウトプットの機会を増やす
モチベーションを失わない方法に、小さな成功体験を積み重ねることがあります。
これはアウトプットを用いると1番手っ取り早く確認可能です。
なぜなら、正解か不正解かの判断が1人では難しいから。
インプットは基本1人ですが、アウトプットはほぼ必ず2人以上で行います。
考えてみてください。「この言い回しって正しいんだろうか」って1人で判断できますか。
もちろん調べればすぐわかることもたくさんありますが、基本はプロの講師や詳しい友人などに尋ねるはずです。
したがって、相手と交信して初めて理解できる(=小さな成功体験を積み上げられる)状態となります。
詳しいアウトプット方法については、次の章で解説いたします。
言語学習のモチベーションを保つアウトプット方法7選
- オンライン教室
- 語学教室
- 英会話カフェ
- インターナショナルバー
- ミートアップ
- ハロートーク
- 海外旅行
モチベーションを保つには、外国人と直接コミュニケーションを取るアウトプットがマストです。
この章では、私がこれまで取り組んできたアウトプット方法をひとつずつ紹介します。
オンライン教室
おすすめしたいアウトプット方法として、オンライン語学教室があります。
なぜなら、自宅で簡単に外国人とアウトプットができるから。教室に通う必要もないので時間も大幅に節約可能です。
英語であれば、以下のサービスがあります。
「どのサービスが良いかわからないよ、、」って方、Googleで「オンライン英会話 比較」などのキーワードで調べると、簡単に各サービスを比較できます。
私はアウトプット習慣を毎日作りたかったので、DMM英会話を受講してきました。
語学スクール
語学スクールも、おすすめしたいアウトプット方法です。
なぜなら、対面型レッスンで専任のネイティブ講師からリアルな言語を学べるから。これは、オンライン教室にはない強みです。
英語であれば、以下のサービスがあります。
個々のレベルに合わせたレッスン内容で計画的に学習可能です。
「自宅で勉強ができないよ、、」って方は、語学スクールで強制的にアウトプット環境を作ってしまいましょう。
英会話カフェ
次に、外国人と楽しくおしゃべりする英会話カフェ。
コーヒーやお茶を片手に、外国人1人〜2人を囲んで自由なテーマで和気藹々とおしゃべりするスタイルです。
「オンライン教室や語学スクールは値段が高くてちょっと気が引ける、、」って方も英会話カフェなら週末限定など安心してアウトプットが可能ですよ。
首都圏であれば、以下の英会話カフェがあります。
- ミッキーハウス(高田馬場)
- ALPHA英会話カフェ&スクール(渋谷)
- 町田英会話ラウンジ(町田)
- LanCul(渋谷、新宿、横浜など)など他多数
「東京 英会話カフェ」などで調べるとたくさんヒットするので、調べてみましょう。
インターナショナルバー
昼が英会話カフェなら、夜はインターナショナルバー。
お酒やスナックを片手に、外国人が集まるバーで積極的に話し掛けて、アウトプットの機会を作りましょう。
「いきなり話しかけるのが勇気がいるなあ、、」って方も、友人も一緒に連れていくと会話しやすくなりますよ。
インターナショナルバーや外国人が集まるバーが紹介されています。覗いてみてください。
ミートアップ
アプリでアウトプットの機会を作るのもおすすめです。
ミートアップというアプリを使えば、興味・関心が近い人たちが集まるコミュニティやイベントに誰でも簡単に参加可能。
アウトプットだけでなく、友人作りにも活用できます。
使い方はとっても簡単で、「場所」×「英語(例)」で検索するだけ。
場所は自分の住む都市だけでなく、旅行先や出張先の都市で検索することも可能です。
ミートアップは、社会人サークルを探すアプリみたいなものですね。私もこのアプリを使い倒して、実に多くの外国人の友人を作りました。
一例ですが、以下のジャンルがあります。
- アウトドア&アドベンチャー
- テクノロジー
- 音楽
- 外国語&カルチャー
- スポーツ&フィットネスなど他多数
まずは、興味あるコミュニティに一度参加してみるのがおすすめですよ。
ハロートーク
もうひとつ、アウトプットとしてHelloTalkという言語交換アプリがあります。
このアプリを使えば、学びたい言語のネイティブスピーカーとチャットや音声で交流可能です。交流相手とお互いに母国語を教え合います。
たとえば「ドイツ語を学びたいあなた」と「日本語を学びたいドイツ人」のように。
私もこのアプリを初心者の頃にかなり愛用しました。文法や単語を間違える度にネイティブが指摘してくれるので、かなり助かりました。
海外旅行
そして、海外旅行。
金銭的、時間的な制約でハードル上がりますが、長期休暇で思い切って海外旅行に出掛けてみるのもアリですよ。
強制的に周囲が日本人以外の環境になるので、1番アウトプットとして効果的です。
英語を学習中なら北米、スペイン語を学習中なら中南米のように、語学力を確認する目的で旅行に行くだけでもかなりモチベーションが刺激されます。
私自身もDMM英会話で勉強した英語力を確認するため、2019年末にアメリカ西海岸を独りで旅行しました。打ちのめされまくりましたが、今となってはとてもいい思い出です。
まとめ:モチベーションと上手く付き合っていこう!
以上、言語学習のモチベーションを保つコツとアウトプット方法について解説しました。
モチベーションはあなたの言語学習にずっとついて回るため、上手な付き合いが大事です。
せっかく積み上げた言語学習をモチベーションひとつで崩さないようにしたいですね。
でも、大丈夫。あなたにしかできないコツで学習継続すれば、数年後には外国語をペラペラ扱う未来が待っていますよ。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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