ゆくゆくはフリーランスになりたい。脱サラして、自由に働きたい。
そんな風に思う人は多くても、決断をできる人は数%にも満たないです。
がむしゃらに脱サラをして、なるようになる!という考えで進めていくのも一つの手だと思いますが、それよりはサラリーマンの時点で様々な用意をしておく方が上手く事が進む可能性が高いです。
今回は脱サラし、現在フリーランスとして活動している私の経験から、会社員時代から準備できることをご紹介していきたいと思います。
これを実践すれば、フリーランスとして活動する事になっても迷う事なく突き進む事ができるでしょう。
フリーランスに憧れても決断できる人はほとんどいません。ぜひその一歩を踏み出し、自由な働き方を手にしてください。
この記事で分かる事
- フリーランスとは?
- フリーランスになるためにするべき準備
フリーランスとは?
まずはそもそも、フリーランスとは何なのかという所から、簡単にご説明しましょう。
フリーランスとは企業や組織に属することなく、個人で仕事を請け負い、それに対する報酬を受け取るような働き方の事です。
会社員でも会社経営者でもなく、3つ目の働き方といったイメージです。
ちなみに個人事業主とフリーランスは近しいモノではありますが、別々のモノです。
個人事業主は国に開業届を提出し、個人で事業を行っている事を表す税法上の区分のことです。
フリーランスの始め方①:会社員からできる準備
それではいよいよ、フリーランスの始め方をご説明していきましょう。
まずはフリーランスになる前、会社員時代からしておくと安心する事です。
私はサラリーマン時代は多忙を極め、このあたりを疎かにしたまま思い切ってフリーランスになったタイプだったので、少し後悔をしていたポイントなので、非常に参考になると思います!
まずは結論から。この3つです。
- 副業としてある程度稼げるようにしておく
- クレジットカードやローンの審査を済ませておく
- 貯金→最重要!!!
一つずつご説明していきましょう。
副業としてある程度稼げるようにしておく
まずは副業としてスタートするのが吉ですね。
そのスキルの需要はあるのか?月どれぐらい稼げるのか?の目途を付けられるといいですね。
”フリーランスになるにはまだもう少し稼ぐ必要がある”と思ったのなら、改善をしていく必要があります。
逆にここを突き詰めずにフリーランスになったのが私です。
多忙を極めたサラリーマン時代も、なんとか時間を作って副業をしていましたが、しっかり形を作るのは難しかったです。
ずるずる先送りになるのが怖かったので、”2021年末まで”と決めて、その期間を終えた時点で会社を辞めました。
最初は苦労をしましたが、現在はあそこで勇気を振り絞ってよかったと思っています。
しっかりと綿密な準備をするのもよし!ある程度さわりを終えたら思い切って独立!も悪くないと思います。
一歩を踏み出すのも非常に怖いです。でもその経験が絶対に糧になります。
クレジットカードやローンの審査を済ませておく
ご存知の方も多いかもしれませんが、フリーランスの社会的信用は非常に低いです。
著名な芸能人ですら、ローン審査に通らない場合は多々あります。
クレジットカードを持っていない方は事前に数枚作ったり、ローン審査をする必要のある方は事前にすませましょう。
私はフリーランスに転身した直後に引っ越しが必要でした。
審査に通らない自信があったので、一緒に住む予定だった彼女(会社員)の名義で借りました。
こんな感じで裏技を使える人は良いですが、基本的には事前に済ませておきましょう!
貯金
貯金はあればある程良いです。
私は会社員の時に怒涛のように貯金をしました。
(貯金全振りではなく、ある程度遊びながら貯金をしていました。その方法はまた記事に纏めます。)
1年は無収入でもOKなほどに貯金をしました。約数百万円。
これがあると、これだけで心の平穏が訪れます。
そして仕事が上手く行かない時期に貯金が減ると心がざわつきます。
「本当に貯金があってよかった・・・」
と何度思ったことか・・・。
先にあげた副業やローンの審査よりも、これが圧倒的に大切です。
ただ逆に自分を最大限まで追い詰めて力を発揮したいと言う方は、数か月分の生活費などだけでいいかもしれません。
フリーランスの始め方②:晴れてフリーランスに!
一歩を踏み出したあなた、おめでとうございます。それは間違いなく大きな一歩です。
もしうまくいかずに再就職を余儀なくされた場合でも、その経験、その悩みは絶対にあなたの糧になります。
それでは晴れてフリーランスになった後にするべき事をご紹介していきたいと思います。
- 各行政手続き
- 仕事の獲得
- 生活リズム
一つずつご説明していきましょう。
1.各行政手続き
まず会社員からフリーランス(個人事業主)なったことでいくつかの行政手続きが必要になります。
大きく分けて二つ。①会社員からフリーランスになったことで必要になる手続き。②フリーランスで活動するための手続き。
①会社員からフリーランスになったことで必要になる手続き
・厚生年金から国民年金への切り替え(年金)
・健康保険から国民健康保険などへの切り替え(保険)
・失業保険の給付申請
この3つです。
ここでは詳細な手続きまでご紹介はしませんが、年金・健康保険については各市町村の窓口に電話してみると早々に手続きの方法を教えてもらえます。
変にネットで調べるよりも手っ取り早いです。
そして失業保険については、退職時に案内を必ず貰います。
それに従って、お近くのハローワークに連絡しましょう!
取り掛かるまではめんどくさそうな感じで満載ですが、いざやってみるとたいした手間はかかりません。
②フリーランスとして活動するための手続き
次にフリーランスとして活動するために必要な手続きです。
主に二つあります。
開業届
青色申告承認申請書提出
開業届
開業届は事業開始から1か月以内に税務署に提出する必要があります。ただ提出期限が過ぎても罰則はありません。
開業届を出しておくと、確定申告で”青色申告”を使えたり、屋号付きの銀行口座を開設できるなどのメリットもあるなどのメリットがあります。
逆にデメリットは存在しないので、時間を見つけて届け出を出しましょう!
青色申告承認申請書の提出
開業届とともに青色申告承認申請書を提出してしまいましょう。
開業届・青色申告申請書を提出すると、最大で65万円の青色申告特別控除を受ける事ができます。
ただ確定申告時の青色申告はやや面倒な手続きになります。青色申告より控除額を低くなってしまいますが、白色申告であれば簡単にできるので、どちらにするかはあなたのスキルに合わせましょう。
2.仕事の獲得
いくら素晴らしいスキルを身に着けても、黙っていても仕事はきません。
能動・受動の両方で仕事の獲得を目指しましょう!
”能動的”に仕事を獲得
能動的とは呼んで字のごとく、自ら行動して自発的に動く事です。
一番は、今までの人脈を使ってこんな事できますよ~と売り込むことですね。
その他にはクラウドソーシングサービスで営業をかけたり、様々な見込み客にアプローチをかけていきましょう!
”受動的”に仕事を獲得
次は受動的に、受けの姿勢で仕事を呼び込みましょう。
積極的に行動することが吉とされてはいますが、時には”待つ”事も大切です。
ただ、そのためには自分のプロフィール・能力・スキルを知ってもらわないといけません。
HPやブログを作って自分の活動を報告する。
最近ですとSNSもアリですし、クラウドソーシングサービスでしっかりとポートフォリオを記載することも大切でしょう。
少しいい方は悪いかもしれませんが、餌を吊るした糸を垂らしましょう。
糸を垂らさない事には知ってもらう事もできません。
もっとアナログ的に、名刺やチラシを作って配るのもアリです。
知人や家族などに多めに名刺を配ってもいいですし、馴染みのお店などに置いてもらうのも良いかもしれません。
とにかく多くの人の目に留まるよう、使える人脈は使っていきましょう!
3.生活リズム
フリーランスを挫折する原因でとても多いのが生活の乱れです。
会社員は必然的に朝起きて、職場に行かないと怒られます。
フリーランスはそんな事ありません。どれだけ朝ゆっくり寝ても問題ないのです。
しかし仕事はしないと収入がありません。
更に不規則な生活で身体を壊してしまったら最悪です。
会社のように補助があるわけもないので、働けない分収入が減ります。
この辺りはかなりシビアですので、とにかく健康的な生活を心掛ける必要があります。
今までは間接的に人に制限されていたことを、自分自身でしっかりと制限しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はフリーランスになる上で、必要な準備についてご紹介させていただきました。
会社員時代からできる準備、行政的な手続き、そして大切な心構えなど色々な事をしなければなりませんが、一つ一つしっかりとおこなっていきましょう!
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